待ち時間が少しだけうれしくなる——。
温浴施設の待合スペースに、和の品格と華やぎをまとった金箔調の大壁面をしつらえました。カタログ既製柄ではなく、施設の雰囲気と導線、照明条件まで読み解いて、完全オリジナルの意匠で空間の印象そのものを更新しています。
既製壁紙でも、硬質パネルでもない“第三の解”



壁面ビジュアルを大きく変える方法は大きく二つ。看板屋の常套手段であるアルミ複合板+プリントは施工が早い反面、厚みと質感が室内の壁には重たくなりがち。一方、内装壁紙業者の既製クロス張りは仕上がりが美しい反面、オリジナリティが出しづらい。
そこで私たちは、「壁紙そのものにオリジナルを印刷する」方法を選択。しかもベースは金箔調。光を含んだような艶が、待合の佇まいを一段引き上げます。
難題は“柄の上に柄をのせる”こと
金箔調のような柄ベースに直接プリントすると、
1)下地柄が透けて発色が濁る、2) インクの密着が落ちる——という二つの壁にぶつかります。
解決策は、白打ち(ホワイトアンダー)。出したい図柄の下にだけ下地白を敷くことで、金の煌めきは残しつつ、色はくっきり。ただし白打ちと本刷りの位置ズレが起きると、輪郭が甘くなってしまいます。
ここは版下の分解設計と見当合わせの検証を重ね、二度通しでもズレが出ない運用を確立。さらに密着・耐擦過・可塑剤移行までテストし、剥がれにくさを確認してから本番へ。
光が動くたび、壁の表情が変わる
完成した壁面は、金箔調のベースがスポットライトを柔らかく返し、そこへ花鳥文様の色が凛と乗る構成。近づくと輪郭の精度と箔感、離れると面としての華やぎが立ち上がり、写真映えと実物の存在感が両立しました。
施設の和モダンな梁やベンチの配色とも呼応し、“待つ時間=体験の一部”に変えてくれます。
まとめ(施工データ)
施工エリア: 茨城県つくば市
設置場所: 温浴施設・待合スペースの大壁面
仕様: 金箔調ベース壁紙にオリジナル意匠をダイレクトプリント/白打ち下地+本刷り(高見当精度)/密着・耐擦過テスト実施
ポイント: 既製クロスでは出せないオリジナル性と、パネルでは得られない室内適正の質感を両立。金箔調の反射×高発色で、空間の格を静かに底上げ。
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